ほんとうは暖かい光が好き 〜場面緘黙症との闘い

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zoom RSS それでも特殊教育学会における緘黙症シンポジウムは成功

<<   作成日時 : 2007/11/15 03:10   >>

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最近3回にわたって特殊教育学会におけるシンポジウムの反省点ばかり書きましたが、全体としては私たちが訴えたかったことはほとんど訴えることができたので成功であったと考えています。

とくに、最も重要なこと、即ち、一見大人しいだけに見える緘黙者が本当はとてつもない苦しみを内面に抱えていることを知ってもらえたことがなによりの成功です。

緘黙症が他の障害に比べて軽視されている最大の理由は、緘黙者の苦しみがほとんど知られていないことだと考えています。
学校では無口で大人しい子として扱われ、家ではふつうに話すから家族もあまり困らない。
そのため、実数に比して相談件数が極端に少なく、どこの国でも緘黙症の研究者は少ないです。

緘黙の子どもの苦しみは大人になった経験者が代弁者となって教える以外に方法はないと思っていました。
ですから、その大きな機会を与えた下さった学会にたいへん感謝しています。


もう一度繰り返しますが、特殊教育学会でのシンポジウムが成功したと言えるのは、なにより緘黙症の人が抱えるとてつもない苦しみを聴衆の皆様に確実に伝えることができたからだと思います。

それは、まだ緘黙の影響が残っているけれども勇気を出して人前に出ることのできるちょうどぎりぎりの程度の話題提供者による、淡々とした語り口ながらもずっしりと重みを湛えた体験談と、質疑応答でしっかりと自分の思いを述べたその方自身の真摯な人柄のおかげだったと思います。

単に緘黙症は辛いという事実を述べるだけでなく、感動という要素をシンポジウムに加えることができました。
私もこれほど感動を呼ぶとは予想していなかったので、驚きました。
感動という要素が加わったためによりいっそう緘黙症の真の苦しみが伝わったのだと思います。

アカデミックな学会におけるシンポジウム、とくに次回の行動療法学会におけるシンポジウムにおいて感動を与えることは必要ないかもしれませんが、前回のシンポジウムの成功を見て、人の心を動かすのはやはり情に頼る面が大きいと思いました。


先日、「場面緘黙児への支援」の著者のアンジェラ・マクホルム博士に特殊教育学会のシンポジウムが成功であったことをご報告すると非常に喜んでくださいました。
また、今度の行動療法学会のシンポジウムも成功を祈っていますと応援をいただきました。

博士は現在、今月2回行う緘黙症治療のワークショップの準備のためにお忙しいとのことです。
ワークショップに対する関心は高く、保護者、教育者、言語療法士、心理学者、ソーシャルワーカーといった様々な方面の人々から参加予約を受けているとのことです。

日本でも早く博士のような人材が現れることを期待して行動療法及び認知行動療法の先生方や学生の方々に私たちの願いを伝えたいと思います。
 

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