翻訳書「場面緘黙児への支援」

一昨日の7日、前回お知らせしたできたてほやほやの翻訳書場面緘黙児への支援』田研出版社から送られてきました。

部分的に読み込んだところでは、想像以上に素晴らしい翻訳に仕上がっています。

表紙デザインや読者層への配慮など、私たちのリクエストをふんだんに考慮して制作していただいています。

本当によかったです。


ところで、原書ですでにわかっていましたが、この本で示されている緘黙児指導法は比較的年齢の低い子供向けの実践例が示されています。

けれども、お子様の年齢が高いからとか全緘黙だからという理由で役に立たないと思わないでください。

本書の効果を最大に発揮させるには、書かれていることに律儀に従うだけでなく、活用者がそのエッセンスを理解して、自分の子供や生徒のためにいかに柔軟にアレンジすることができるかに鍵がかかっていると思います。

日本ではほとんど行われていない指導法の初めてのガイダンスですし、本書を読んで直ちに対応できる専門家も少ないと考えられます。
ですから、これから本書を手にして活用を始める方々は、その緻密さにはじめ面くらい、いろいろと苦労されることになるかもしれません。

まさに、日本における最初のチャレンジャーであって、努力が実れば本書活用術のパイオニアになられるでしょう。

原書"Helping Your Child with Selective Mutism"の翻訳書を制作して日本へ海外の最新の指導法を紹介することは私の願いの第一段階がかなったに過ぎません。

正直に申し上げて、完成した翻訳書を手にして、「よし」とは思いましたが、感極まるような喜びを得たという気持ちは湧きませんでした。

たぶん、『場面緘黙児への支援』を活用して緘黙症に苦しむ子どもを助けることができたというメッセージを聞いたとき初めて役目を果たすことができたと喜びにあふれるのではないでしょうか。

少しでも多くの方々が本書の実践にトライされることを願っています。

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