ほんとうは暖かい光が好き 〜場面緘黙症との闘い

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zoom RSS 緘黙症の支援

<<   作成日時 : 2005/08/21 13:19   >>

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僕は緘黙症がこれほどほったらかしにされていることに腹が立つ

僕は学生時代に精神科に通い、カウンセリングも受けていた。
そこで高校時代の話もしているのに、
「あなたは場面緘黙症だったようですね。」
などと一度も言われたことはなかった。

また、高校のとき、不登校をやる直前に地域の相談機関のようなところへ行かされ、
相談員に話しを聞かれたりロールシャッハテストとかさせられたりしたが、
親に伝えられた診断結果は、「仮面うつ病」というものだった。
後にその症状について調べたが、それは少し似てるけど違うものだとわかった。

僕は「場面緘黙症」だったのだ。

つまり、精神科医もカウンセラーたちも緘黙症を知らなかったのだ。
それで3年前にやっと偶然に緘黙症を知ったのだ。
偶然にも知ることがなかったらどうしてくれるつもりか。

★       ★       ★       ★       ★       ★

と怒りはこのへんでおいといて、
緘黙症に対してどんな対応がされているのか現実を知りたいので、少しずつ調べている。

まず、国レベルでなにがなされているか。
文部科学省のHPを開き、緘黙のキーワードでサイト内検索を行った。
しかし、緘黙症の情報は出てこなかった。

さらに調べたところ、
独立行政法人の「国立特殊教育総合研究所」なるものがあり、
緘黙児への対応策は障害児教育の一つとして扱われていることがわかった。
しかし、同研究所のHP内でも緘黙症についてあまり詳しい解説はなかった。
研究対象にはなっているが、国民に対してアウトプットがないのだから研究結果もあまり教育現場などで生かされていないと思う。

むしろ、地方の教育機関などが運営するサイトなどに
緘黙症が少し詳しく解説されているのを見つけた。

今まで調べたところでは、
緘黙症に関する情報はあるにはあるのだが、あちこちに散在している状態だ。

これまで得た情報では、
最も緘黙症について知識を備えていなければならない教師でさえ
緘黙症のメカニズムをまったく理解せず、
緘黙児に対して不当な扱いをしている例が多いことがわかっている。

ということは、教師の養成において緘黙症の知識は教えられていないということだ。
あるいは、そこはさぼって勉強せずに教師になっているのか、勉強してもまるきり忘れたのか?

せっかく情報はあるのだから、それを共有できる体制を作ってもらいたいと思う。
保護者、教師、当事者たちが簡単にアクセスできるわかりやすい情報源が必要だ。

一つのモデルとして、アメリカの保護者団体を見習うべきだろう。
緘黙児の保護者が中心となり、さらに教育学者などの専門的なサポートがしっかりついている。
この団体の運営する総合支援サイトの情報量は莫大だ(ただし英語)。
これほど信頼できる情報を豊富に提供してくれるサイトがすでに海外にはある。

この団体の活動が実際どれほど機能しているのかは調べていないが、
僕が思い描く支援とは実はこういうイメージなのだ。

さらに加えて僕が必要と思うのは、
緘黙症を抱えたまま大人になって生きる人たちに対する支援だ。

緘黙症は学校を卒業すれば終わりではない。
特殊教育の範疇で収まるものではないのだ。
人によっては一生付き合っていくものだと思う。
せめて専門家の人々には自閉症と同じぐらい知識を持ってほしい。


僕自身なにかできればと思う。
でもまだ自分のことでせいいっぱいだなあ...
偉そうに言っててもまだそこまで余裕ないのがつらいところだ。

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「花輪敏男先生より不登校・緘黙のお話を聞く☆彡」について
「花輪敏男先生より不登校・緘黙のお話を聞く☆彡」について ...続きを見る
アニマルセラピーやってます♪
2005/08/21 21:46
花輪敏男先生より不登校・緘黙のお話を聞く☆彡
お母さんは、4月から 養護学校のPTA になっているの。 今月、2日間 養護学校PTA の全国大会に出席して 家を留守にしてたのね。 そこで 「病弱養護学校における不登校対応」という 山形県 立上山高等養護学校 校長 花輪敏男先生のオプションセミナーを 聞いたお母さんは ♪⌒ヽ(*゜O゜)ノびっくり!!! ...続きを見る
アニマルセラピーやってます♪
2005/08/22 07:14

コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして。トラックバックを使うのが、初めてで・・・・・
これで、良いのかしら?
「アニマルセラピーやってます☆彡」とは
長女の全緘黙、その経過を ブログに書いています。
独立行政法人の「国立特殊教育総合研究所」情緒障害教育研究室長の経験を持つ 花輪先生から、直にお話を聞く機会が持てましたので、ブログにまとめました。
お役に立てれば、嬉しいです。
エル(=^・^=)
2005/08/21 22:04
コメントをどうもありがとうございました。
保護者の方にブログを読んでいただけてたいへん嬉しいです。

エルさんのブログを拝見しました。
緘黙症について専門家のお話を直接聞いたことはなかったので、
エルさんのまとめてくださった花輪先生のお話はとても参考になりました。
情報をご提供くださりたいへんありがとうございました。

お子様が全緘黙の状態でいらっしゃるのですね。
僕は高校から場面緘黙になったので同じ緘黙症といえども
お子様の心情には共感できないかもしれません。
お子様はもっとおつらいはずでしょうが、
一生懸命がんばっておられるのだろうと思います。
応援していますのでこれからもどうかがんばてください。

保護者の立場からご意見などいただけると
たいへん助かりますので、
気が向いたらまたコメントください。
どうもありがとうございました。
弥生桜
2005/08/21 23:09
ブログ拝見させて頂きました。「緘黙症」、僕も初めて知りました。
仕事柄、今まで知らなかった「○○症」や「○○症候群」と言われる子供達と接する度に知識が増えました。自閉症、ADHD、ADD、LDなど様々な子供達と接しましたが、例えばADHDといわれる子は知らない人が見たら只の落ち着きのない子だと思われるかもしれません。もしかしたら緘黙症の子も只の無口な子と思っていた可能性があると考えてしまいました。
 おっしゃるように専門家だと信じて行ったのにその知識がなかったり、または誤診されてしまうのは良くないし場合によっては危険だと思います。上記した他の症候群に関しても教師や友達等、周囲の人に知識がなかったり接し方を知らない為に中々理解されず受け入れられない現状があり弊害も起きています。 こちらのブログのように実際の立場の人からの気持ちや現状を広く知ってもらえれば、同じ状況の方が住みやすい社会になるのでは?と思います。
「ほんとうは暖かい光が好き」から、本当のお人柄が感じられますね。
頑張ってください。 また拝見させていただきます。
トニー
2005/08/22 00:55
先日偶然にもこちらのブログを拝見して、
私も同じようにいい歳した(笑)大人になってから「緘黙」という言葉にたどりついた人なんだーーと思い、とりあえずあなただけじゃないよと伝えたくて下手なコメントを載せてしまいました。
私のブログは愚痴ばかりで恥ずかしいです。
でも、私も少しずつ自分を見つめ直してみようと思います。
これからも、拝見させていただきます。
負け犬女
2005/08/22 21:19
トニーさんへ

教育のご専門の方からコメントをいただくことができてたいへん嬉しいです。
でも記事に辛口のことを書いたのでちょっと恐縮してます。
トニーさんのブログを一部拝見しました。
教育に真剣に取り組んでおられるのがわかり感銘を受けました。
不登校をとっても、子ども一人一人の状況を見極めて選択肢を示してあげる必要があるのは同感です。それが大人の責任だと僕も思います。
緘黙症があまり知られていないのは無理からぬことだと当事者ながら考えています。
500人に一人のレアケースであり、しかも自らを隠すことが緘黙症の特徴ですから。
だから中間者のような僕が訴えなければいけないのかなあと考えてしまうのです。
教育の専門家の方々に対して偉そうな発言をしてるかもしれませんがどうかご容赦ください。
これからもコメントいただけるとありがたいです。
どうもありがとうございました。
弥生桜
2005/08/22 21:57
負け犬女さんへ

コメントありがとうございます。
やっぱり言いたいことを胸にためっぱなしよりもどこかで吐き出さないとまいってしまうと思います。
僕も職場でしんどくなくなってきたからこのブログを始めたようなものです。
実際たいへんストレス解消になっています。
僕は堅い男なのでこんなブログ書いてますけど、こういう場では誰でもほんとに思ってることぶちまけてもいいと思います。
これからもお互いがんばりましょう。
弥生桜
2005/08/22 22:14
はじめまして。
夜間の教育大学大学院に通学しています。
少数派の「緘黙」という用語は、関係者間でも全く知られていませんね。

専門の自閉症領域から、当事者として緘黙に辿り着いた者です。動物介在ということも、療法という仰々しいものでなく、軽いスタンスで、
修士論文テーマにしてみようと思いついていました。
弥生桜さんも、お堅いマジメな人となりのようですね。
わたしのブログにもコメントをお願いできませんか?今日は珍しく緘黙について綴ってみました。
仲良くよろしくお願いします。
ゆきんこ
2005/12/18 18:57
ゆきんこさん、初めまして。

ゆきんこさんも場面緘黙の経験者だったのですか。いろいろお辛いことがあったでしょう…

ゆきんこさんは当事者であって、緘黙を専門に研究されているのですね。すごいです。
そういう方に、教育の現場で緘黙がどのぐらい認識されているのかぜひお聞きしてみたいと思っていたのですよ。
僕の知った限りでは、教師にさえ緘黙を理解していない人が多く、不適切な対応をされている子供がたくさんいるようなので…
最近は緘黙の研究や治療について記事を書くのはちょっと休憩していますが、たいへん関心を持っています。

ゆきんこさんは野ウサギさんのブログにコメントされている方ですよね。
後ほどそちらのブログにもお邪魔させていただきます。
こちらこそどうかよろしくお願いします。
ご訪問ありがとうございました。
弥生桜
2005/12/18 20:08
私が初めてコメントした箇所に、1年経過して再度コメントしてみました。すっかり忘れていましたが、私の方から持ち前の?好奇心でコメントを差し上げたのですね。

海外の先行研究も調べずに、思いつきで言うのは恐縮ですが、1年後の現在も進行形で藤田ゼミに出没している私としては、野ウサギ。さんのケースからも緘黙は、最初が肝腎かもしれないと思います。

対人不安の強い傾向のあるお子さんを集団生活を始める際に、早期に兆候を発見し、公園デビューなどの事前観察を行ったり、大集団にいきなり無理に適応させるのではなく、家庭と保育所の中間的なNPO施設や、保育所の中にも個別の時空間を設置するなどの工夫をしてみるという
アイデアはどうでしょうか。
ゆきんこ
2006/12/28 23:05
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